SVP2010 inピッツバーグ 戦利品編
2010年10月22日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2010・ピッツバーグ
まずは初日にも紹介した、カーネギー自然史博物館で
購入のリクガメパペットを改めて。
パペットなので、手で動かせます。
前後脚、頭引っ込みます。
カーネギー博物館を一緒に見学した、
化石カメ研究の平山廉さんもご購入の一品。
このメーカーの商品は、日本でも通販
受け付けしているようなので、
興味のあるかたは連絡してみては?>公式サイト
カーネギー自然史博物館発行の恐竜本。
展示リニューアル前に製作・発行されているようで、
写真は旧展示の物、尻尾を引きずった「ゴジラ立ち」の
ティラノ等が見れます。今となっては、これはこれで
古生物学の歴史の一部として魅力的な内容なのです。
こちらも紹介済みですが、ウィリアム・スタウト氏に
直筆イラスト&サイン入りで頂いた「Dinosaur Discoveries」(ブログ更新当初、本の紹介・リンク先が間違っていました。
修正前に見られた方は再度ご確認ください)。
こんな感じで、見開きにつき1種類ずつ紹介。
全部で約60種類が掲載。
「Dinosaur, Mammoths,and Cavemen」
20世紀前半に活躍した恐竜・古生物復元画家
チャールズ R・ナイトの画集。
個人的には、20世紀前半の古生物画家の中では
ナイトの画が一番好きなので、作品をカラーで
多数収録している本が欲しかったんです。
フィールド博物館等に描かれた恐竜の復元画が有名ですが、
哺乳類も良いです。表情が柔らかいんですよね。
ニューメキシコ科学自然史博物館発行の
三畳紀の爬虫類・ドレパノサウルス形類本。
ドレパノサウルスの仲間では、ドレパノサウルス、
メガランコサウルスくらいしか良く知らないんですが、
他にもいるんですね&資料が結構載ってます。
そういえば、カーネギー自然史博物館にも
ドレパノサウルス類のドラブロサウルスの
展示があって(尻尾だけですが)驚いたり。
ニューメキシコ科学自然史博のアーティスト、
マット・セレスキー氏に
「ドレパノやメガランコの資料はあなたのサイトで
十分に紹介されているけど、やっぱり本も欲しいし買ったよ」
と報告すると「あれはいろいろ他も載ってるし、持っておくのは
良い事だよ」と。
こちらもニューメキシコ科学自然史博物館発行の
三畳紀後期のアメリカ南西部産の四足動物本。
アエトサウルス類の情報が充実。
カリコテリウム本。
発見された化石も図版で掲載されています。
記述も膨大で、凄い情報量、、、、と思います。
ドイツ語だから全く内容の見当つかない(泣)。
カリコテリウムは古生物好きの間では有名な絶滅哺乳類ですが、
復元全身骨格の画像がネット上や一般書にほとんど無いので、
ドイツ語とは言え、この本は貴重な資料です。
この本の隣に同じカリコテリウム類のモロプスの
資料本もあったんですが、結構なお値段だったのと、
モロプスは日本でも国立科学博物館等で全身骨格を見られるので、
購入は見送り。
カリコテリウム本とモロプス本を書棚に並べたい
誘惑にも駆られましたが(笑)。
今回、知り合ったヘレン・チュウさんから名刺代わりに頂いたカード。
直筆のオヴィラプトル入り。
連絡先だけで十分なのに、イラストまで描いてくれちゃうのが
嬉しい。アーティスト同士ならではのやり取り、でしょうか。
で、今回購入した資料類。
古書業者で購入した物の中には、
実は博物館等の機関がデジタル化し、
ネットでダウンロード出来る物も多いのですが、
本を見つけて初めてそういう資料があることを
認識したものばかりですし、それだけの情報源になっている
業者さんにはそれなりの見返り・報酬も
あるべきだとも思うのです。
研究者さんが「○×についての本ってあるかな?」と聞くと、
サッと該当の本を持ってきたりと、
流石は名物古書業者!、な方達。
それとやはり印刷物の魅力というものもありますしね。
それでも、値段が凄い&本自体が重かったりで、
購入を見送ったものもありますが、、、、。
絵ハガキは、カーネギー自然史博物館の壁画に使われている
絵を使用したもの。
壁画の原画製作を担当されたウォルターズ&キッシンジャーの
テス・キッシンジャーさんがアーティスト・ディナーの時に
参加者に配られた物です。
次回も戦利品編。