京都大学・古脊椎動物学ゼミで発表
2009年12月3日 / イベント・教室・講演
いつも参加している京都大学・近畿古脊椎動物ゼミ、通称「骨ゼミ」、
そこで私が話をする事になったのです。
この前の高校での講演が、日頃古生物には
ほとんど接点が無いであろう高校生が相手なら、
こちらはその道のエキスパートが相手。
それなら、いっそずっと自分が疑問に思っている事を
直球でぶつけて勝負したれ!って事で演題を
「獣脚類の口唇復元に関する考察」に。
要は「閉口時に歯が見えないトカゲ型復元って
どんなもんですかー」な内容です。
発表後には、古脊椎(『鳥の骨探』著者の松岡先生)、
現生動物(トカゲが専門の疋田努先生)、数多くの
獣脚類の歯のクリーニング経験者
(ナショナルジオグラフィックス日本版でも
紹介された化石ハンター・大倉さん)、
古生物復元作家(小田隆さん)等など、
それぞれの立場からの見解、異論、助言があり、
発表したこちらのほうが随分勉強になりました。
というか、質問されても、それに的確な
データや考えがキチンと提示出来なくて、
日頃、学会や骨ゼミで研究者だけでなく学生さんもパッと
質問に対応出来ているのを観ているだけに、当たり前とは言え
専門に研究・勉強されている方との格の違いを痛感。
でも、やってみて面白かったですし、
良い経験になりました。
その後の懇親会でも引き続き皆さんから
意見を聞くことが出来て、いろいろと今後の作品制作の
構想が浮かぶも、とりあえず帰宅後にやったのは
スライドのスペルミス修正だったり。
やっぱりやっちまったか~(笑)。