「北の国から 2008」

2008年4月27日 / 恐竜・古生物


でも、「北の国から」は一度もマトモに観た事無い訳で。
北海道・沼田町化石館に来ております。
ネットでブログを偶然見つけた事で知り合った
化石館学芸員・篠原さんとの話の中で、
伺わせて頂く事になった次第。
町の集会所を転用したという事で、
建物も古く、決して広い訳でもないですが、
絶滅海棲哺乳類の展示が充実。

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左、デスモスチルス、右の大きいのは
ヌマタカイギュウ、そのしっぽの下には
ヌマタネズミイルカ。

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中央の大きいのはプロトミンククジラ、
右の白いのは現生のトドの骨格。
トドの後ろには現生のホッキョクグマ骨格も。

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沼田産モササウルス類頭骨。
規模から言えば、組み立て骨格充実しすぎ。
また、これらの骨格のほとんどを、型を他の博物館から
借りて来て、後は前任の学芸員さんの指導の元、
自前で複製、または復元等を行ったと言うから驚き。
今では、その複製技術を活かして、他の施設からの
依頼も受け付けているという異色の技能集団。
専門の技術者がいる訳ではなく、
学芸員は篠原さん1人で、後はパートの皆さん・
愛称レプリカーズのお仕事。
長年働いておられる方もいて、今では相当なレベルの技術を
身につけられているとか。

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全長7mという、絶滅海牛類の全身骨格製作中。
作業部屋が1階で、かつ道路に面しているので
作業の様子を外から見る事が出来そうです。
主な標本がこの場所で見られるのは6月半ばまで。
7月半ばには、場所を変えてリニューアルオープン。
大物骨格標本も加わる予定。
この日は、その移転先の目の前にあるほろしん温泉に宿泊。
化石館リニューアルの後なら、化石館見学>夜は温泉で
宴会、なんてコースの旅行を計画してみても良いかなとか。
北海道編、続く。

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