SVP2007 レポート 3日目その2

2007年10月23日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン


●無事帰国しました。
旅の最後に日本国内線の飛行機に乗ると、
日本人女性フライトアテンダントって気合い入ってんな~、と
感心します。サービス、言葉使い、身のこなし、
そして何と言っても化粧が。
19日(3日目)の夜は、オークション。

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オークションについての詳細は去年の記事をどうぞ。

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今回は、私が原型製作担当の
ティラノサウルスヘッド・キット(販売GILLGILL)を
完成させた物を出品。55ドルで落札されました。
どれだけ高値がついても、売り上げはSVPへの寄付になるので
出品者には関係ないのですが、それでも少しでも
高い値がつくと嬉しいものです。

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メインのライブオークションでは、毎年同じスタッフが仮装、
というかコスプレをして登場、場を盛り上げるのが恒例。
今年は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』。
ドクロマークに代わり、獣脚類(確かアロだったような)
の頭骨マークの旗を振って、一団が壇上へ。
オークション中、某研究者と今回のSVPでは珍しく特撮ネタ全開で
話し込んでいると、corvoさん・平山先生からお呼びが。
メインオークションに出品されていた、ウィリアム・スタウト作品
の中のスミロドンの絵が欲しい、と私が言っていたのを
覚えていて、そのオークション開始を知らせてくれたのです。
ところが、オークションに掛けられているのは、
あまり大きく無いとは言え、額装されたスタウト作品
6~8点纏めて一括。
corvo・平山コンビが「行け! 落とせ!」と
焚き付けるも、とっさの事に、予算の事や
帰りの荷物の事、送るとしたら送料は?、なんて考えると
なかなか踏ん切りがつかない。
と、突然、平山先生が手を上げビッド。こちらが驚いていると
「さぁ、あとは頑張って!」
ええっ!? そんな無茶な。
とりあえず、その後思い切って190ドルでビッド。
まさか、こんな金額で決着はつかないだろう、
もうちょっと上がった辺りで再ビッドしてやろうと、
少し様子を見るつもりで周りの方と話していると、
いつのまにか他の方が200ドルちょっとで落札。
そんな安値で決まるとは思わなかったので、
完全に油断してました。おかげでcorvo・平山コンビからは
その後、チキン扱い(笑)。
次は、corvoさんが挑戦。
400ドルを上限に挑み、375ドルで落札の上々の結果。
落としたその品は、BHI製T.rex 愛称スタンの
頭骨モデル。これは実際の頭骨から3Dデータを取り、
それを元に1/6スケールに縮尺したもの。
『ホビージャパン+』3号で松村しのぶさんが
紹介していたアレです。定価だと約600ドルですから、
随分安く手に入れた事に。
corvoさんが物を受け取って帰ってくると、
近くでその様子を見ていた研究者の方々が
集まってきたので、記念撮影。

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左から、鹿児島大学・仲谷英夫先生、corvoさん、
平山廉先生、林原古生物学研究センター・渡部真人さん
同じく林原・鍔本武久さん、京大・霊長類研・荻野さん。

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こちらは、ブリストル大学の坂本さん(左)。
坂本さんは、獣脚類の頭部復元について研究されているので、
この頭骨を興味深げに見ておられました。

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