SVPレポート その4

2006年10月21日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2006・オタワ


19日(SVP参加2日目) その2
ポスターセッションというのは、
その名の通り、自分の研究をポスターにして掲示、
その前で本人が質問に答えるという発表方式。
東大の院生・藤原慎一さんの発表
MGP3514.jpg
トリケラトプスの肩甲骨の位置についての研究。
これから恐竜の前肢回りの復元を考える上で
非常に重要なポイントになる考察です。
最初カメラを向けたら、普通にピースサインされたんで
「藤原さん、研究者がそれじゃダメですよ!」
と言うと、今度は渋く決めてくれました。
ちなみに話相手は、科博の甲能直樹氏。
化石海棲哺乳類の専門家です。

MGP3513.jpg
對比地さん(オハイオ大)による
現生動物と比較からの、竜脚類の首の
筋肉付着に関しての考察。
日本語でやりとりが出来るので、ここぞとばかりに質問。
調子にのって、発表内容以外の事まで
聞いてしまいましたが、快く答えて頂きました。
オタワ行きの飛行機の中で声を掛けた
Benjamin Burgerさん
IMGP3519.06.otawa.jpg

コロラド西部で見つかった化石についての発表
(内容の詳細が良く分からないんですよ。すいません~)。
この日の夕食は中華料理。

MGP3520.2.jpg
左から、朝日新聞で恐竜関係の企画を担当している坂田さん、
先ほど紹介した對比地さん、
テキサス大学オースティン校のBhullar Bhart-Anjanさん、
東京国立科学博物館の佐藤さん、
理研神戸 発生・再生科学総合研究センターの倉谷滋氏。
画像ではcorvoさんは倉谷氏の影に隠れてしまってます。
佐藤さんは首長竜が専門、フタバスズキリュウこと
フタバサウルスの記載論文の著者でもあります。
もちろん、こんなメンバーに私が誘われる訳がなく、
誘われたのはcorvoさんで、私はそれに付いて行っただけ。
さぞ濃い古生物談義が始まるかと思いきや、
なんと参加メンバーの男性5人の内、corvoさん
以外の全員がゴジラマニアである事が判明。
對比地さん、倉谷氏は私を大きく上回るマニア、
Anjanさんは「『vsビオランテ』がフェイバリット」と発言。
特撮物が全く分からないcorvoさんには
かなり不利な会話内容に。
倉谷氏が
「『vsビオランテ』は田中好子が良いんだよな!
 『ゴジラは海へ、ビオランテは空へ』」と言うや、
『そして私たちはアメリカへ!』
  (↑ Anjanさん以外の3人でハモってます)。
倉谷氏とは、怪獣関係のお土産を持って
理研神戸へ遊びに行く事を約束。
って、オタワまで来て何やってんだか~。
あのメンバーなら、相当面白い古生物話が聞けた筈なのにねぇ。
という事で、2日目終了。

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