■ニューメキシコ自然史科学博物館
2018年11月8日 / SVP2018・アルバカーキ, 博物館・特別展見学, 海外
2018年10月
アメリカ・ニューメキシコ自然史科学博物館を見学しました。
古生物アートの特別展「Picturing the Past」が開催中でした。
この特別展については、こちらで紹介しています。
中央ホールにティラノサウルス”スタン”
ジュラ紀の展示。セイスモサウルス、サウロファガナクス、ステゴサウルス等。
セイスモサウルスは発見部位を別に展示していました。
サウロファガナクス。
始祖鳥の模型と鳩の剥製。
始祖鳥の模型の雰囲気が良いです。
ニューメキシコといえば三畳紀!
プラケリアス対レドンダサウルス
コエロフィシスの群集化石
アエトサウルス類のティポトラックス(Typothorax)
フィトサウルス類頭骨
これだけフィトサウルス類の頭骨を一度に見られる場所は他にはそう無いでしょう。
妙に推されて(?)いるトリロフォサウルス(Trilophosaurus)
ティポトラクス・その2
昼食は館内のレストラン。
ビスタヒエヴェルソル頭骨
パラサウロロフス頭骨。
有名な恐竜ですが、これだけ状態の良い頭骨を間近で見られる事は
なかなか無いと思います(あとで博物館関係者の方とお話しした時も自慢してましたし)。
ヨロイ竜・ジアペルタ。
ペンタケラトプス頭骨。
かなり状態の良い標本から復元したもののレプリカだそうです。
中生代展示ほどの規模ではありませんが、新生代の展示もあります。
化石種ラクダのカメロプス(Camelops)子供とコロンビアマンモス。
カメロプスは全身の95%が見つかっており、
カメロプスとしては一番状態の良い標本だそうです。
両生類・エオキクロトサウルス(Eocyclotosaurus)。
2015年に新種記載された標本のようです。
ミュージアムショップ。
ニューメキシコ自然史科学博物館は、日本ではあまり見られない三畳紀の
標本が多いという事で、ずっと行きたいと思っていた博物館でした。
三畳紀の展示の幾つかは数年前に福井県立恐竜博物館の特別展等で見てはいたのですが、
フィトサウルス類の頭骨展示など、現地ならではの展示・雰囲気はやはり良いものです。
アメリカの他の自然史博物館に比べればそれほど大規模な施設ではありませんが、
展示物一つ一つに重要性や見所の多いものが多く、じっくり時間を掛けて見るには
丁度良い規模・質かと思いました。
ちなみにアクセスですが、アルバカーキにはトラムや路面電車のようなものは無く、
私は街の中心から片道徒歩40分ほどかけて往復しました。
またアルバカーキはタクシーが少ない街だそうで、ホテルや博物館で
タクシーを頼んでも少し(結構?)待たされる事もあるかと思います。
この博物館については、三畳紀ホールのリニューアル作業を紹介した
書籍が出版されています。写真も多いです。
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これまで訪れた海外の博物館・学会等の様子は
「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。
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