台湾訪問2013 その6 国立自然科学博物館・特別展

2013年4月14日 / 2013年 台湾


●4月7日
台中・台湾国立自然科学博物館
台中駅からのバスの最寄駅から博物館へ。

s-CIMG1743.jpg
s-CIMG1744.jpg
s-CIMG1745.jpg
新生代から遡って行きます。

s-CIMG1747.jpg
水路(?)には、ちゃんと水棲動物が。
今回の目的は、特別展「從龍到獸-大滅絕與大演化」
私の台湾到着の1週間ほど前に始まったばかり。

s-R0027033_20130413175812.jpg
特別展会場に入る前に、博物館の中庭に
大型竜脚類の骨格が3体! 
レプリカとは言え思い切った展示です。

s-R0027035.jpg
ダシアティタン
s-R0027034.jpg
キャオワンロング
s-CIMG1762.jpg
ファンへティタン
ダシアティタンとキャオワンロングは日本の特別展で、
ファンへティタンは台北で見ていますが、
屋外のこの開放感で、またこれだけの引きで大型竜脚類を
一度に複数見れる事はあまりないでしょう。
心なしか、組み立てられた骨格も伸び伸びとしているように
見えます。2階から背中側を見下ろせるのも嬉しい!
s-CIMG1755.jpg
キャプションのデザインやイラストも良い雰囲気。
特別展会場は、恐竜パートと化石哺乳類パートに
分かれています。

s-R0026982.jpg
s-R0026984.jpg
内容は基本的には日本で開催された「黄河大恐竜展」と一緒。
ただ、設置位置や照明が変われば撮れる構図も変わるので、
やはりこちらも資料になります。

s-CIMG1899.jpg
シンラプトル。
ちょっと古いタイプの復元での展示で見る事がほとんどなので、
このスタイルで見られたのは嬉しい。

s-R0026974.jpg
ディキノドン類・パラカンネメイエリア複数個体の産状。
恐竜パートの中庭の竜脚類を含め、結構な数の
全身骨格や実物化石の展示もあり、充実しているのですが、
今回の特別展はやはり、そのほとんどが実物化石の
甘粛省産の化石哺乳類パートです。

s-CIMG1840.jpg
大きいのは原始的なキリン類・サモテリウム
s-CIMG1820.jpg
奇蹄類頭骨
s-R0026949.jpg
化石種のハイエナ類。・イクティテリウム
s-R0026941.jpg
ディノクロクタ
(ハイエナに似てますが、ハイエナ科では無いらしい
 キャプションを撮り忘れてしまったのです)。

s-CIMG1801.jpg
s-CIMG1810.jpg
一本角イノシシ・クバノコエルルスの頭骨が2つ!
どれも、一度見てみたかった動物ばかり。
そして、何といっても凄いのは
s-CIMG1770.jpg
s-CIMG1794_20130413164405.jpg
s-CIMG1800.jpg
プラティベロドン頭骨!
1歳から40歳までの頭骨がズラリ。
しかも実物! 世の中、凄いものもあるもんだ!
s-CIMG1835.jpg
全身骨格も!
今回展示の甘粛省産・化石哺乳類標本は
これまで国外に出たことのないものだそうです。
展示としての規模は大きくありませんが、
小さいものも含めて見事な標本ばかり。
この特別展の広報・宣伝も恐竜より哺乳類推しなのも納得。

s-CIMG1924_20130413164546.jpg
博物館、裏門側・やっぱり哺乳類推し。

s-R0027019.jpg
今回の特別展の企画・担当の張鈞翔先生とも再会。
お忙しい中、展示について解説して頂きました。
張先生に会う前に展示を見ていて守亜さん、Suchusさんの
3人で不思議に思った所があったので質問すると、
あっさり解決。いや、聞いて良かった。
うっかり間違った復元で造ったり描いたりするところでした。
これはまさに専門家でないと分からないポイント。
逆に、「そこを気づいて質問したのは皆さんが初めてですよ。
流石ですね!」と褒められたり。
もし、会期中に台湾に行かれる方が居られれば、
この特別展見学も是非!
台湾編続く
>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

■プロフィール

■カテゴリー

■アーカイブ

TOPへ戻る