SVP2010inピッツバーグ前日

2010年10月11日 / SVP2010・ピッツバーグ


7日の深夜、兵庫県立・人と自然の博物館・池田さんが
ホテルに到着、合流。
池田さんは今回、あの丹波竜と同じ場所で見つかった、
世界でも珍しい保存状態のカエル化石の報告のためSVP参加。
長旅でお疲れな所、話に付き合って頂いているうちに
明け方に。次の日はSVP前日で朝からの発表も無いので、
昼前まで熟睡。
ベッドメーキングのドアをノックする音で起床。

sRIMG1761.jpg
昼食をホテルの前のサンドイッチ店で調達。
昼食後は池田さんと別行動、SVPのオプションの
PhilFraleyProductions見学ツアーに参加。
PhilFraleyProductions(PFP)は、前日訪れた
カーネギー自然史博物館のリニューアル展示の設計、
骨格組み立てを担当した会社。
あの素晴らしい組み立て骨格の製作現場を見られるのですから、
参加しない訳には行きません。
というか、このオプションツアーとカーネギー博物館
見学のために、例年よりも2日早い現地入りにしたのです。
今回のSVPのメインホテル前で迎えのバスに乗車。
と、オクラホマ・サムノーブル博物館でお世話になった
カイル・デービスさんが居られ、成り行きで席も隣に。
お互いの近況報告。「最近のお仕事は?」と聞くと
「○×の□△状態の全身骨格を復元してるよ」と。
近いうちに、また興味深い復元骨格が見られるようで
楽しみです。
バスで20分ほどでPFPに到着。
中に入ると、、、、、、、
まぁ、当たり前ですが、撮影は禁止。
サイトを見れば判る通り、PFPは骨格の組み立て
だけでなく、復元模型・イラスト、展示案まで
一手に引き受けている会社。
当日も、それぞれの担当者が見学者の質問に対応。
製作中だった某骨格にちゃんと最新学説が反映
されているように思えたので、担当とおぼしき方
2人に聞いてみると、やはり様々な論文の存在を認識し、
内容も理解していました。
論文の著者の名前もちゃんと覚えていたのも驚き、というか
それくらいにちゃんと資料に当たっている、という事でしょう。
復元模型担当の方ともお話出来ましたが、
そこは同業者同士(?)、材料の話や、造形手法の話に。
結論としては、材料や参考にする学説は違えど、基本的な
造形手法や情報収集の重要性の認識等は
ほぼ一緒でした。
まぁ、本物の骨格から取ったレプリカに直接肉付けなんていう、
形状に関しては間違えようが無い手法は、真似したくても
出来ません。
見学ツアーから帰り、池田さんと夕食に行こうと
ロビーに降りると、
ちょうど他の日本人研究者組も夕食に行く所。
そこに合流して、中華料理店へ。

sRIMG1762.jpg
ご飯物、と思って炒飯を注文したにも関わらず、
白ご飯が各テーブルに。白ご飯は必ず付いてくるようです。
ホテルに戻った所で、同じ部屋に宿泊する事になっていた
早稲田大学・平山廉さんも合流。
いよいよ明日からSVPです。
ピッツバーグ編 続く
 

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