SVP2009inブリストル 3

2009年9月26日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2009・ブリストル


SVP2日目
この日の午前中の個人的な発表の目玉は、
エリン フィッツジェラルドさんの口頭発表。
エリンさんは、シカゴ大学で復元模型制作をされていて、
私や小田隆さんとの友人であるタイラー・ケイラーさんの
同僚。今年の科博で開催の恐竜展で展示された
ラジャサウルスの頭部復元模型を手掛けられています。
また、つい最近発表されたラプトレックスの頭部復元模型
お二人の作品。
今回の発表は絶滅ワニの復元模型制作に関するもの。
ただ出来る限り科学的な考証に基づいて復元するだけでなく、
その模型を使ってさらに研究や復元へのアプローチ
の幅を広げる、という感じの内容で、
シンプルな展示用模型を造るのが精一杯の私としては、
やっている事の差のあまりの大きさにショックを受けたり。
でも、純粋に楽しい発表でもありました。
エリンさんの発表の後、一人で会場すぐ傍の
ブリストル市立博物館に。ネットでチェックする限り、
古脊椎関係は海棲爬虫類くらい、しかもあまり規模も
大きくない感じで、あまり期待して
いなかったのですが、、、、、
svp09resize0099.jpg
svp09resize0098.jpg
確かに規模は大きくないですが、非常に質が高い
魚竜メインの海棲爬虫類の展示。

svp09resie0100.jpg
さらに、不意打ち、プラテオサウルス。

svp09resize0101.jpg
そして、成体1体、亜成体2体の
スケリドサウルスコーナー!
ここらへんはまた後日、まとめて紹介します。
この日の夜は、ブリストル大学に在籍の
坂本学さんお薦めのパブで夕食を食べようという予定。
何故か仕切り役になってしまった私は、
事前にパブの場所を確認しに行くことに。
大きな道沿いだとちょっと距離がありそうだったので、
ショートカット出来ないかと試してみたんですが、
そのルートは公園を横切る事になり、さらにその公園が
丘を丸々取り込んだ造りなので、思わぬ運動に。
普通に道沿いに行くのが正解でした、、、、。

svp09resize0102.jpg
でも、こんな風景を見ることが出来たので、
これもまた良し。天気も快晴でしたしね。
午後からは、ポスター発表会場へ。

svp09resize0103.jpg
河部さん(愛媛大学院生)による
鳥類の脳の幅と容量の関係についての発表。
河部さんはこの研究で、6月に開催された日本古生物学会で
ポスター賞を受賞されています。 
svp09resize0104.jpg
関谷さん(吉林大学)による竜脚類に関する発表。
「あれとあれがこんなに近縁なの?」なんていう、
系統関係には疎い私でも驚く内容もあり、これからの
研究の進展が楽しみです。
もちろん、初日に同じく、他にも
日本人発表者は何人もおられました。
今年は会場が狭い上に、人も多いので、
移動や撮影が結構面倒なんですよね。
あまり研究者さんに迷惑かけても何ですし。
と、会場脇のバーコーナーで、仲谷さん、
鍔本武久さん(林原自然科学博物館)を発見。

svp09resize0106.jpg
ビール飲んでますねぇ。
私も席に加えて貰って、しばし休憩。
続く

■プロフィール

■カテゴリー

■アーカイブ

TOPへ戻る