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SVP2007レポート まとめ

2007年10月29日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

今回、外国の方に作品ファイルを見せて
一番反応が大きかったのはコティロリンクス
かなりの方がそこで手を止めて「こんなの造ったんだ!」と。
ティラノの研究が専門のトマス・ホルツ氏にも
そこでウケてました。
2番人気は、デイノテリウムデイノニクスのデイノコンビ。
デイノテリウムはコティロリンクスの時と同じ反応、
デイノニクスは「これ、ビューティフルだね!」
という感想が多かったです。
全体的に、恐竜以外の古生物の評判が良かったですね。
今回の戦利品の一つ。

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三畳紀のカメ・プロガノケリスの論文。
業者出店していた古書店で10ドルで購入。
図版が豊富で、これ以上の資料となると
あとは全身骨格を実際に見るだけ、という感じ。
この論文の著者・ユージン・ギャフニー氏は平山先生の師匠。
という事で、平山先生のご配慮でギャフニー氏に
サインを頂いてしまいました。
表紙に値段が書かれたままの状態で
サインをお願いしてしまい、ギャフニー氏に
「10ドルだったんだね」とツッコまれたり。
こちらは、CM STUDIOの恐竜復元モデル。

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作品を見ていたら、そこでお店の方と話をしていた
マーク・カプロウィッツ氏が私を紹介して下さいました。
そんな感じで、SVPでは、とにかくいろんな方に
お世話になりっぱなし。
特に、日本人研究者の皆さんには
ベテランから学生さんまで、何かと声を掛けて頂いたり、
人を紹介してい頂いたりと、ブログには書き切れない程
あちこちでお世話になりました。
通訳を頼んでも、皆さんお忙しいはずなのに
一度も断られず、質問をすると、1を聞いたら
3も4も返ってくる状態。
今回、corvoさん・平山先生と同室だった訳ですが、
これが本当に楽しかった!
平山先生と同室という事で、最初は緊張もしたのですが、
1泊もすれば全く気を使う事もなく、エラい先生と
同室というストレスがゼロ(笑)。
その日の発表で判らなかった事を、すぐに古生物学者である
平山先生に個人的に聞けるというのは、贅沢な環境でした。
また、部屋には平山先生を訪ねて他の研究者の方も遊びに来られて、
そこでまた面白い話が聞けたりというオプションも。
SVP参加はまだ2回目にも関わらず、
いろんな方と話をさせて頂きました。
外国の方と話をする機会も少なくはなく、向こうが
積極的に話しかけて下さる程、自分の英語力の無さが
本当に悔しくなって来ます。
ちょっとした表現や、気の効いた感謝の言葉が
とっさに出ないんだもんな~。
来年はオハイオ州クリーブランド開催。 
デボン紀の化石が豊富な所だそうで、
次回SVPのマークはウィリアム・スタウト氏デザインの
ダンクルオステウス。
もちろん行きますよ!
今からスケジュール空けとかなきゃ!

SVP2007レポート 最終日その3

2007年10月28日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

SVP最後の締めくくりは、深夜までの打ち上げパーティー。
ちょっと遅れて会場に行くと、日本人研究者が集まっている一角が。
挨拶に行くと「ちょうど今、ランツェンドルフ賞を獲る条件って
何なんだろう、って話してたんですよ~。どう考えてます?」
そこから作戦会議というか妄想のような話を。
何をどう造ったら賞を獲れるか、という話だったはずが
何を実物大で造ったら画期的・かつ馬鹿馬鹿しいか、な内容に。
打ち上げパーティーでは、参加者が身につけている
ネームカードを交換するのが習わし。
全く知らない人とでも、いきなり声を掛けて交換を
申し込むのもOK。
と、某ベテラン研究者の方から、
「女性参加者に交換を頼んで、ついでに記念撮影、って
 手もあるよ」。 
なるほど!そういうシステムですか!、、、、違うがな。
流石に女性に声を掛ける度胸はないので、有名研究者との
交換を狙ったのですが、すでに交換済みで御本人のネームカード
ではなかったり、話しかけるタイミングを逃したりで、それも失敗。
最後は、やはり今回も本当にお世話になったタイラー氏、
corvoさんと別れを惜しみつつ、いろんな話を。
翌日、早朝にホテルを出発。
オースチン>デトロイト>成田>伊丹と
飛行機を乗り継いで帰宅しました。
今回はずっとノースウェスト航空。
座席の設備は前回のオクラホマ・シカゴ行きの時の
アメリカン航空のほうが上でしたが、
フライトアテンダントに日本人がいたり、
機内食も派手さは無いけど、食べやすい味だったりと
なかなか快適でした。
あと、もう一回続きます。

SVP2007レポート 最終日その2

2007年10月26日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

業者出店の中の古書店で、私が原型を製作した
アルバートサウルス・ソフビフィギュアを発見。
20ドルの価格がついていましたが、翌日には売れていたようで
なんだか嬉しい。
去年のSVPで知り合ったテキサス大学・アンジャンさんにも
「キミが原型造ったアルバートサウルス、以前から持っていて
 自分の部屋に飾ってたんだよ!」と言われて、これまた嬉しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全ての発表が終わった後は、授賞晩餐会。
どのテーブルに着くかは、会期中に張り出される
席表に自分で書き込み、事前に決めておくシステム。
着席すると、隣がアルバータ大学でモササウルスを
研究されている小西さん。これはラッキーと、
「何か、モササウルスで面白い話ないですか?」と
図々しくお願い。今回のSVPでの小西さんご自身の
発表を元に、興味深い話をして下さいました。
食事も一通り終わりデザートの時間になった頃、
タイラー氏が「アーティストが集まってるテーブルに
空きがあるから、そっちに移らないか」と誘いに。
移動してみると、テーブルにはマイク・スクレプニク氏
ドナ・ブラギネツさんロバート・F・ウォルタース氏&
テス・キッシンジャーさん
が。
ウォルタース氏とキッシンジャーさんの御二人は、
SVPで古生物アーティストに贈られる
ジョン・ランツェンドルフ賞の今年の受賞者。
ランツェンドルフ賞受賞者と2年連続同じテーブルだ。
作品ファイルを見せると、ウォルタース氏から
「このパキケファロサウルスは、頭骨の筋肉付着量を考えると
 もっと首を太くするべきだね」等の指摘が。
こういう具体的な指摘は勉強になりますし、
それだけ真剣に作品を見て下さっている訳で、       
嬉しい事です。
昨晩のオークションで、私のティラノ・ヘッドに
2番目に高い額を入れてくれたのがブラギネツさん。
それに何か感謝の気持を表したいと思って、
悩んだ末に、私の私物のRCGEAR製スコミムス頭骨
シルバーアクセサリーをプレゼント。

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という事で記念撮影。
使い古しを差し上げるのもどうかと思ったんですが、
どうしてもその場で手渡ししたかったんですよね。

SVP2007レポート 最終日その1

2007年10月24日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

最終日は、恐竜に関する口頭発表が多く、
その中に前回のSVPでお世話になった
オハイオ大学・對比地さんの
発表もあるという事で、発表会場へ。
今回のSVPでは、ゆっくり内容を見る事が出来る
ポスターセッション見学に比重を置いて、口頭発表は
全く聴いていなかったのですが、對比地さんの発表は
タイトルだけ見ても非常に面白そうで、なおかつ
前日、その発表の協同研究者でもある林原・渡部さんから
「良い発表になると思いますよ」
と言われていたのですから、聴き逃す訳には
行きません、、、、と言っても英語だけど。
会場に入ると、その渡部さんの隣の席が空いていたので、そこへ。
御陰で発表後すぐに疑問点・理解出来なかった
点を質問。渡部さんも非常に丁寧に説明して下さいました。
昼食は、いつものcorvoさん、平山先生に
荻野さん・坂本さんとご一緒。
カメの平山先生、哺乳類の荻野さん、
恐竜の坂本さんと、それぞれの専門分野が違うので、
一つの話題に関しても、様々な角度からの見解が出るので、
聴いていてかなり面白いですし、勉強になります。
午後はポスターセッションへ。
とある発表を見ていると、
「これはキミの発表か?」と尋ねられたので
「違いますよ」と返答。そこでその方の名札を見ると
『恐竜学最前線』の記事で骨格図を、
現在は『PREHISTORIC TIMES』で復元に関する記事を
連載しているトレイシー・フォード氏。
早速挨拶&名刺交換。
その後、タイラー氏が恐竜復元イラストレーター・
マイケル・スクレプニク氏を私たちに紹介。

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一番右がスクレプニク氏。
古生物アーティストの中でも作品数や、関わった
出版物の数はトップクラスの方。
こちらの作品ファイルをかなり時間をかけ、じっくりと
見てくれまました。
こちらが名刺を渡すと「ゴメン、こっちは名刺持って無いんだ」
いやいや、名刺なんて無くても充分存じ上げておりますよ。

SVP2007 レポート 3日目その2

2007年10月23日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

●無事帰国しました。
旅の最後に日本国内線の飛行機に乗ると、
日本人女性フライトアテンダントって気合い入ってんな~、と
感心します。サービス、言葉使い、身のこなし、
そして何と言っても化粧が。
19日(3日目)の夜は、オークション。

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オークションについての詳細は去年の記事をどうぞ。

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今回は、私が原型製作担当の
ティラノサウルスヘッド・キット(販売GILLGILL)を
完成させた物を出品。55ドルで落札されました。
どれだけ高値がついても、売り上げはSVPへの寄付になるので
出品者には関係ないのですが、それでも少しでも
高い値がつくと嬉しいものです。

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メインのライブオークションでは、毎年同じスタッフが仮装、
というかコスプレをして登場、場を盛り上げるのが恒例。
今年は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』。
ドクロマークに代わり、獣脚類(確かアロだったような)
の頭骨マークの旗を振って、一団が壇上へ。
オークション中、某研究者と今回のSVPでは珍しく特撮ネタ全開で
話し込んでいると、corvoさん・平山先生からお呼びが。
メインオークションに出品されていた、ウィリアム・スタウト作品
の中のスミロドンの絵が欲しい、と私が言っていたのを
覚えていて、そのオークション開始を知らせてくれたのです。
ところが、オークションに掛けられているのは、
あまり大きく無いとは言え、額装されたスタウト作品
6~8点纏めて一括。
corvo・平山コンビが「行け! 落とせ!」と
焚き付けるも、とっさの事に、予算の事や
帰りの荷物の事、送るとしたら送料は?、なんて考えると
なかなか踏ん切りがつかない。
と、突然、平山先生が手を上げビッド。こちらが驚いていると
「さぁ、あとは頑張って!」
ええっ!? そんな無茶な。
とりあえず、その後思い切って190ドルでビッド。
まさか、こんな金額で決着はつかないだろう、
もうちょっと上がった辺りで再ビッドしてやろうと、
少し様子を見るつもりで周りの方と話していると、
いつのまにか他の方が200ドルちょっとで落札。
そんな安値で決まるとは思わなかったので、
完全に油断してました。おかげでcorvo・平山コンビからは
その後、チキン扱い(笑)。
次は、corvoさんが挑戦。
400ドルを上限に挑み、375ドルで落札の上々の結果。
落としたその品は、BHI製T.rex 愛称スタンの
頭骨モデル。これは実際の頭骨から3Dデータを取り、
それを元に1/6スケールに縮尺したもの。
『ホビージャパン+』3号で松村しのぶさんが
紹介していたアレです。定価だと約600ドルですから、
随分安く手に入れた事に。
corvoさんが物を受け取って帰ってくると、
近くでその様子を見ていた研究者の方々が
集まってきたので、記念撮影。

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左から、鹿児島大学・仲谷英夫先生、corvoさん、
平山廉先生、林原古生物学研究センター・渡部真人さん
同じく林原・鍔本武久さん、京大・霊長類研・荻野さん。

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こちらは、ブリストル大学の坂本さん(左)。
坂本さんは、獣脚類の頭部復元について研究されているので、
この頭骨を興味深げに見ておられました。

続きは帰国後

2007年10月21日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

ただ今、こちらは20日の午後3時。
今日の発表終了後は、授賞晩餐会>深夜までの
打ち上げパーティーと続きます。
恐らくブログを更新する時間が無いので、続きは帰国後の予定。
画像が無いのも淋しいので。

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ロビーで標本を見せながら解説をする
ロバート・バッカー氏に質問中の平山先生。
学会会期中、バッカー氏が帽子を取った所を
見た事がないです。さすがトレードマーク。

2007SVPレポート 3日目その1

2007年10月20日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

朝食後、業者出店コーナーへ。

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専門書・古書・標本等の販売業者が
並んでいます。

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ノスロニクス(テリジノサウルス類)の
全身骨格。もちろん複製で、価格は
42000ドル(約480万円)。
で、この業者さんで、、、、、
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買っちゃった。アロサウルス左手、複製170ドル。
真ん中の指で長さ約40cm、全体で結構な大きさなのですが、
パーツ分解出来るのでコンパクトに纏まります
(じゃ無かったら、持って帰れない)。
ポスターセッション会場へ。
午前中ということで、まだ見学者はほとんど
いない状態。一つ一つゆっくり見ていると、
平山先生から
「これは絶対見ておかないとダメだよ!」と呼ばれて
そちらに行ってみると、確かにとんでもない発表が!
実は、前日にウィリアム・スタウト氏からも
「明日、ポスターでスゴい発表があるよ」
と言われていたのです。
平山先生、corvoさん、私、そして
そこにちょうど通りかかった、
サイエンス・イラストレーター・菊谷詩子さん
加わって、ディスカッション。
昼食は、平山先生のご友人で化石・現生カメ
が専門のIgor G. Danilov氏とご一緒する事に。

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ロシア人のDanilov氏の英語は、非常に
丁寧で判りやすいのですが、やはりいかにも
ロシア人な訛があり、それがまた聞いていて楽しい。
世界中から参加者が集まるSVPを実感します。
再び、ポスターセッション会場へ。

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例の発表をまたチェック。
今度は発表者の方がおられたので、
いろいろと質問、、、、、したいのですが、またもや
英語が不安なので、居合わせた京大・霊長類研の
荻野さん
に通訳をお願い。
この日、会場で会って話をしたアーティストは
皆さん、この発表の事を話題にしていました。

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一番左がcorvoさん、次がウィリアム・スタウト氏、
右端ラッセル・ハウレイ氏(女性は何者か判らなかったのです。エラい人だったら
どうしよう)。ハウレイ氏のイラストは
アメリカの恐竜雑誌『Prehistoric times』等でお馴染み。
博物館の仕事も担当されています。
作品ファイルを見せると、ズンガリプテルスの前肢の
向きを誉めてくれたり、トリケラの口に頬が無い所を
注目したりと、流石に見るポイントがマニアック。
またスタウト氏に結構キツいツッコミを入れ、それに
スタウト氏も笑って受け答えする所に、
明るいハウレイ氏の人柄が感じられました。
3日目の記事、次回に続く。

SVP2007 レポート 2日目

2007年10月19日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

テキサス、蒸し暑いです。
北米=湿度が低くて過ごしやすい、という
先入観があったので、ちょっとビックリ。
この日の午前中は、corvoさん、平山先生と
共にテキサス大学内のテキサス記念博物館へ。

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博物館前のスミロドン。
小さくして持って帰りたい出来の良さ。

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入館すぐのホールには、ケツアルコアトルス。
恐らく、現在日本で開催中の翼竜展に
展示されている物と同じ標本だと思いますが、
ポーズや色の違いのせいか、なんとなく
シャープな印象があります。
地下1Fが古生物展示。

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ロンゴスクス(アエトサウルス)
同じアエトサウルスのデスマトスクスを
造りたくても良い資料がなく困っていたので、
この立体骨格を観れたのはとても嬉しい。
  
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左 ブエッテネリア(両棲類)
右 フィトサウルス頭骨3体
  真ん中の刎部の先のみの標本がポイント。
 「これ、全身復元したらどれだけデカイんだろう」と話題に。

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エリオプス全身&上顎裏側
エリオプスの全身は良くありますが、
上顎の裏側を見せる展示は非常に珍しいです。

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左 ペルム紀・三畳紀展示
右 恐竜展示
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左 モササウルス
右 古生物展示室
あまり広くは無い建物の中に
地味ながらも興味深い展示物が充実。
加えて、平山先生の解説付きなのが贅沢。
一つ一つ、丁寧に説明して下さいました。

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博物館見学の後は、ピザを屋台で購入、
大学構内の芝生で昼食。
午後はポスターセッション。
お馴染みタイラー氏に、フィールド博物館見学の
時にお世話になった新谷さん、オクラホマで
お世話になったサム・ノーブル博物館の
カイル・デービス氏の発表が横並びに。
他の発表もざっと目を通してみますが、
面白そうなネタを見つけても、英語力不足で
なかなか理解出来ない事が多く、もちろん
質問なんてとても出来ません。
口頭発表と違って、ポスターはじっくり時間を
かけて見る事が出来るだけに、判らないと
余計に悔しい思いをします。
会場内は当然、アーティストも多くいる訳で、
ポスターの発表者自身に話は伺えなくても、
アーティストとその発表を元に意見交換
出来るくらいにはなりたいですねぇ、、、、、。
夕食は、corvoさんと2人で出かける事に。
特に目当ての店もなく、とりあえず街に出て
どこか捜そうとホテルを出た所で、先ほど
ポスター発表をされていた新谷さんとバッタリ。
新谷さんが前日の夜に行ったという
オススメのお店へ行き、これまた新谷さん
オススメのメニューを注文。
美味しかったです!
>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

SVP2007 レポート

2007年10月18日 / SVP・古脊椎動物学会, SVP2007・オースチン

定刻通り、テキサス・オースチン到着。
え~、誰も額に「米」って書いてないやん。
という訳で、今年のSVP・古脊椎動物学会レポートです。
同じくSVPに参加しているcorvoさんのブログも
一緒にどうぞ。
会場最寄りの空港になる
ベルグストーム空港(名前がカッコイイ!)内から、
すでにこんなSVP記念の展示が!
2007.10.17.1.jpg
パラスクス(フィトサウルスの1種)
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ディメトロドン幼体頭骨&復元模型
こういうのが、幾つも空港内に設置されてます。
学会というよりお祭りな雰囲気だなぁ。
SVP会場&宿泊先である、ヒルトンホテルの部屋から
2007.10.17.3.jpg
間違いなく1流ホテルなんですが、
2人部屋に3人で予約取ったら(取れるんですよ)、
やっぱりベッドは2つで、申し訳程度に
枕と毛布のセットがもう一つ。
という事で、自動的に私は床で寝る生活決定。
だって、同室がcorvoさんに早稲田大学の
平山先生なんですから。
何故、そういう部屋の取り方になるかというと、
北米のホテルは基本的に1室単位の宿泊費。
1人より2人、3人で泊まると割り勘で滞在費を
安くする事が出来るんです。
そして、もう一つの理由が、学会会場のホテルは
大概良いホテルなので高い。 4泊全額出すと
結構凄い額に。ちなみに、私たちが泊まっている
部屋が1泊25000円。
今回のレセプションパーティーは
ホテル近くのバー。例年は地元の博物館が
会場で、展示室で飲み喰いなのですが、
今年は地元の博物館が小さくて大人数の
収容出来ないとの事。
会場前まで来て、IDカードか身分を証明する物が
ないと入れないという事に(お酒が出るかららしい)。
IDカードをまだ貰ってなくて、パスポートを部屋に
置いて来てしまった私は、一人でホテルに引き返す
事になり、図らずも海外3回目にして
「海外夜の繁華街・初めてのお使い」
こんな経験初めての私には、オースチンシティも
ゴッサムシティも変わんねぇくらい不安だ!

まぁ、何も無かったけど。
で、無事入場。

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いかにもアメリカ~ンな感じ。
ホッケーゲームやビリヤード等が沢山。

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おお! MIDWAY製のカーレースゲーム。
奥はギャラクシアン(だったと思う)。

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やったよ! テキサスでベガ、、、、
じゃなくてバイソン(笑)倒した!
(* 海外版のスト2は、ラスボスの名前がベガではなくバイソン)。
シカゴ大学で復元模型製作を担当している
タイラーさんと合流。テーブルでcorvoさんの
絵本「アパトサウルス」やら、それぞれ作品のファイルを
広げて話をしていると、通りすがりの方が覗き込み、
それを見て話しかけて来ます。
corvoさんは何やら商談開始の様子。
商談となると、私やcorvoさんの拙い英語では
不安なので、そこに居合わせた東大院生・久保さんに
通訳をお願いする事に。ついでに私の事も
紹介してもらったり。久保さん、ありがとうございます。
さらに話をしていると、古生物アーティストの
ドナ・ブラギネツさんが通りがかり、そのまま話の輪に。
ブラギネツさんは、女性らしい繊細なタッチと色調が好きで
是非御会いしたかったアーティストの一人。
作品ファイルを見せると、またもや評価が高いのがジョバリア
マーク・ハレット氏に続き、誉められ2冠達成だよ。
それとデイノニクスも高評価。
相変わらず女性からの評判が良い作品だなぁ。

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左から、
タイラーさん、Vanderbilt大学のMark Kaplowitz氏、私、
ブラギネツさん(corvoさん撮影)。
タイラーさんとブラギネツさんがニジェールサウルスの
復元について意見交換。どの部分を話題にしているかは
判るんだけど、肝心の理屈の部分の英語が全然判らない。
めちゃくちゃ悔しい。マジで英語勉強しようと思った瞬間
(でも多分、すぐサボるんだけど)。
そんな中、突然「アパトサウルス」をヒョイと取り上げ、
見入っている人が、、、と思ったらウィリアム・スタウト氏!
絶対、こちらの事なんて忘れていると思い、改めて
挨拶しようとすると、向こうから「お、元気?」。
軽っ。 でも少しでも覚えて貰っていたなら光栄な事です。
という事で、また明日!
バタバタしておりますので、
コメントへの返事が遅くなるかと思いますが、
ご容赦のほど。

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