カテゴリー「SVP・古脊椎動物学会」の記事

■ロイヤルティレル古生物博物館

2017年9月10日 / 博物館・特別展見学, SVP・古脊椎動物学会

2017年8月22日
カナダ・ロイヤルティレル古生物博物館を見学。
SVP・古脊椎動物学会のオプションツアーとしての見学です。

午前8時、バスで出発
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カルガリーから2時間
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まずはツアー参加者に挨拶&博物館紹介th_DSC07367



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見事な保存状態で話題になったボレアロペルタが展示されていました。th_DSC07377
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レガリケラトプス頭骨


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ゴルゴサウルス。このゴルゴサウルスを含め、館内で展示されている
ゴルゴサウルス・リブラトゥスは以前はアルバートサウルス・リブラトゥスとして
紹介されていました。アルバートサウルスの模式種はサルコファグスなので、
アルバートサウルス属が消えた訳ではありませんが、
ロイヤル・ティレルの展示を始め、アルバートサウルスと言えば
リブラトゥス種、という世代でもありますし、名前からもアルバータ州を
代表する恐竜というイメージが強いので、ゴルゴサウルスになったのは
ちょっと勿体ない気もします。


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ティラノサウルス、愛称”ブラック・ビューティー”。
1992年の大阪の恐竜博以来の対面。


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メインホール


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ティラノサウルス
1990年の幕張メッセの大恐竜博に来ていたこのティラノサウルスが
私が初めて見たティラノ全身骨格でした
(当時は国内で常設のティラノ骨格は北海道・滝川市美術自然史館だけだったはず)。
あれから国内でもティラノの展示は増え、海外でも何体もティラノは見ましたが、
こうしてロイヤル・ティレルでこのティラノに再会するといろいろと感慨深いものが。


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パキリノサウルス



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角竜展示コーナー


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ランベオサウルス


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ゴルゴサウルス、、、、ですが、
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個人的には、ヤラレ役のセントロサウルスがツボ。
セントロサウルスの骨格をこのアングルで見られるのが嬉しいのです。



学会のツアーという事で、収蔵庫見学も出来ました。
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私は研究者でないので、収蔵庫の画像、特に標本の詳細な画像は基本的にネットには、
アップしない事にしているので、画像は雰囲気の判るこれくらいで。
現場でも本当に撮影禁止の物は、標本毎に注意書きが出ていましたが。



学会ツアー参加者のランチタイム
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海生爬虫類コーナーのトリナクロメルム。
見せ方がカッコイイです。お気に入りの一つ。


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ブロントプス(メガケロプス)



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ショニサウルス。現時点では世界最大級の魚竜化石だそうです。


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>白亜紀の植物を想定した温室。


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お約束の博物館のレストランでの食事。


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ミュージアムショップ。


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”ロイヤル”ティレル、ですから!



有名な博物館だけに、様々なメディアで何度も詳しく紹介されている事もあってか、
主要な恐竜の展示物の多くは本やネットで見たアレだ!という印象。
なので目新しさ・意外性は他の博物館訪問の時ほどでは無かったかも。
とはいえ、それでも自分の見たい角度・部分を存分に見れる&画像を撮れるのは嬉しいもの。
それにボレアロペルタも見れましたし、バックヤード見学が出来たのは学会ツアーだからこそ。
自力で来るのは結構難しい場所でもあるので、今回は自分にとってはこれ以上無い機会でした。
また、恐竜好きが高じて今の仕事になり、海外の博物館もいろいろ回っていながら
ロイヤル・ティレルに行った事が無い、というのは、何となく引け目になっていたので、
今回の最良といって良いチャンスでの訪問でそれが解消出来た事&達成感は大きかったです。


ドラムヘラーの町の恐竜物件
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「ポーラーボーラ」を彷彿させます。


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仲良し(こちらは「UNKNOWN ISLAND」感)。

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これまで訪れた他の博物館・学会参加の様子は「世界の恐竜博物館見聞記」で紹介しています。



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■SVP・古脊椎動物学会 in ソルトレイクシティ その2

2017年1月6日 / SVP2016・ソルトレイクシティ, 2016年 ニューヨーク・ソルトレイク, SVP・古脊椎動物学会

前回からの続きです。

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今回の会場のホテル。

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ホテルの部屋から。

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スーパーで見つけたユタ州の地ビール。

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学会会場の休憩時間のコーヒーサービス。

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出展ホールにて。まぁ、いるだろうとは思ってましたが(笑)。

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こちらは午後4〜6時のポスター発表コアタイム(発表者が質問等を受け付ける時間帯)の
会場のミニバー。皆さん、お酒飲みながらの質疑応答。

2日目夜はイベント毎は無いので、ホテル近くのレストランへ。
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平山さん鵜野さん、西岡さんとご一緒しました。

3日目夜は恒例のオークション。
参加者が品物を持ち寄りオークション。打ち上げは学会への寄付になります。
まずはサイレントオークション。品物が机に並べられ、その横に金額を書き込む紙が
置かれています。最終的に一番高い金額を書き込んだ人の勝ち。
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私は「世界の恐竜MAP」を出品。

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アクアプラント・守亜さん原型のシーラカンスも出品。
定価を大きく越える金額で落札されていました。

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毎回恒例のバービー。古生物学者バージョンです。

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ステゴサウルスの背中の板のレプリカ。
どうしようか迷ったんですが、持って帰る事を考えると躊躇してしまいました。

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メイン?のライブオークション。大物等はこちらで競りになります。
毎回、オークショニアの皆さんはコスプレなのですが、今年は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でした。

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ライブオークションで競られたものの一つ。ダスプレトサウルスの後肢レプリカ。

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そして夜中までの打ち上げパーティ。


翌日は帰途につく方、次の目的地に向かう方等を見送った後、
私はソルトレイクシティにもう一泊だったので、ユタ大学自然史博物館を再訪。
ちょうど入口で知り合いにバッタリ会い、一緒に昼食。
最後にいろいろと情報・意見交換も出来て嬉しいオマケでした。

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博物館から最寄り駅までの途中にあるフォート・ダグラス・ミリタリー博物館を外から
(中には入らなかったので)。


今回は「世界の恐竜MAP」が予想以上に良いコミュニケーションツールになってくれました。
ほぼ皆さんの地域・研究対象をカバーしているので、誰に見せても何かしら
意見が貰えますし、思わぬところを評価して頂いたり。
イラスト製作時の工夫や苦労話も的確に判ってくれるのも嬉しかったです。

そして今回も国内外の沢山の方にお世話になりました。
特に今年もホテルで同室宿泊させて頂いた平山先生(早稲田大学)、鍔本先生(愛媛大学)には
何かと気遣って頂き、本当に助かりました。
今年はニューヨーク周りで、また博物館も計4つ見学という事で
体力面で不安もありましたが、何とか体調を壊す事なく乗り切る事が出来ました。

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ソルトレイクシティ最終日、ホテルでは魔女がお茶会中でした(ハロウィンパーティ後のようで)。

・・・・


これまでの海外の学会参加や博物館見学は「世界の恐竜博物館見聞記」に纏めています。

■SVP・古脊椎動物学会 in ソルトレイクシティ その1

2016年12月24日 / SVP2016・ソルトレイクシティ, 2016年 ニューヨーク・ソルトレイク, SVP・古脊椎動物学会, 海外

2016年10月26-29日にソルトレイクシティで開催された
SVP・古脊椎動物学会に参加してきました。

ニューヨークを回って、ソルトレイクシティには23日着。
翌24日はユタ大学自然史博物館へ。
さらに次の25日は、学会のオプションツアーとして
ブリガムヤング大学・古生物博物館北米古代生物博物館を見学。

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26日からが学会本番です。
4日間の間に、口頭・ポスター発表合わせて700以上の発表が行われます。

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学会会場のホテル内にも展示物が来ています。

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出展ホールではお馴染みの古書店。古生物から現生動物まで、様々な論文・研究書・一般書が扱われています。

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ホントにいろいろありますねぇ(笑)。

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これもレプリカ業者さんの展示。

1日目の夜はユタ大学自然史博物館にてウエルカムレセプション。
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世界中から集まった研究者・関係者と一緒に博物館を見学して
食事やお酒も頂けるという、学会の大きな楽しみの一つです。
次回に続く)


これまでの海外の学会参加や博物館見学は「世界の恐竜博物館見聞記」に纏めています。

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■ペロー自然科学博物館&ダラス自然史博物館

2015年11月9日 / SVP2015・ダラス

2015年10月にアメリカ・ダラスにて開催された

SVP・古脊椎動物学会に参加の折に見学したペロー自然科学博物館の紹介です。

 

まずダラス自然史博物館から。

展示はペロー自然科学博物館に移動したため閉館になっていますが、

事務所や収蔵庫、化石クリーニング室等、一部機能ははまだ使われています。

今回は平山廉先生(早稲田大学)の標本調査にご一緒させて頂くという形で

こちらも見学出来ました。



博物館前のコロンビアマンモス。

強度の関係で脚は太めですが、頭部や鼻の形状等、造形も復元も丁寧に

作られているのが判ります。

 

恐竜博物館.ダス.1
館内に残っていた展示の一つ。白亜紀の大型ワニ、デイノスクス(フォボスクス)

少し前までデイノスクスと言えば、このダラスの頭骨展示でした。

現在は頭骨の復元が変わったので、この頭骨は旧復元という事になります。

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.3
これも残されていた展示の1つ、エダフォサウルス。発見部位と補修・復元された

部分がはっきりと分けられている、見事な骨格。

これがここに残っているのは勿体無いような。

ディメトロドンやエダフォサウルスは肘や膝関節のつながりが資料や

レプリカでは 今ひとつ判らないのですが、この標本はその辺りの保存が

非常に良いように見えたので、画像しっかり撮れて嬉しい。

しかもディメよりエダフォのほうがレアですし。

 

博物館内は、かなり展示物は撤去されて寂しくなっていましたが、

管理はキッチリされていて掃除も行き渡り、展示物も綺麗に維持されていました。

 

・・・・

ここからはペロー自然科学博物館。

恐竜博物館.ダラス.ペロー.3
大統領候補選にも出馬したロス・ペロー氏一族の寄付・

約40億円を元に建てられたそうです。

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.10
入口・チケット売り場のマラウィサウルス

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.7

恐竜博物館.ダラス.ペロー.9
北米白亜紀末期の大型竜脚類・アラモサウルス。

流石に横のティラノサウルスが小さく見えます。

 

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アラモサウルス・頸椎(首の骨)。

こういうのを目の前に、研究者の方から解説して貰えるのも

学会ならでは。

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.4
テノントサウルス&ヒプシロフォドン。

テノントサウルスが大型化したヒプシロフォドンの仲という事での

その比較の展示。

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.5.
パキリノサウルス

個人的には、パキリノサウルスの全身骨格を見るのが結構久しぶり(10年以上ぶりかな?)で、

見れて嬉しかったものの一つ。

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.2
ナヌークサウルス頭骨。 アラスカから発見されたティラノサウルス類で、

「北極クマトカゲ」が学名の由来。 白い部分は模型、黒い部分が実際に化石が見つかっている部分。

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.8
トロオドン復元骨格。トロオドンの立体骨格展示は

かなり珍しいです。

これもアラスカから発見された恐竜で、 もっと低緯度から発見されるトロオドンよりも体が大きいのだとか。

 

 

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.12
恐竜博物館.ダラス.ペロー.1
個人的にここの裏目玉のモササウルス類の進化展示。

ダラサウルス、テシサウルス、プラテカルプスティロサウルスの復元骨格が並びます。

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.16jpg
ショップで見つけた品々。 一部(?)ではお馴染みの恐竜ライトセーバー。

 

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.15
こちらも私が企画の恐竜トークイベント等で お馴染み&微妙に好評なアレシリーズ。これは全種買いました。

 

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.13
先日の恐竜女子会で これを着けて来られた参加者さんが居られましたね。

 

恐竜博物館.ダラス.ペロー.14


カメのヌイグルミ。 リアルさと可愛さが良い具合に両立しているかと。
購入しなかったんですが、ちょっと惜しかった気も。

 

 

 

恐竜・古生物展示は北米の博物館としては中規模かな?、という感じですが、
モササウルス類の進化、極地(北極圏)の恐竜等、研究テーマに沿った展示が特徴的でした。
また徒歩で10分ほどの所にダラス世界水族館も。こちらも街中にあるとは思えない
しっかりとした水族館で、博物館と水族館を合わせれば相当なボリュームになります。
ダラス訪問の際には、是非セットで!


これまで訪れた海外の博物館については、
サイト「世界の恐竜博物館見聞記」に纏めています。

■SVP・古脊椎動物学会2015 in ダラス その2

2015年10月31日 / SVP2015・ダラス, SVP・古脊椎動物学会

 

 

前回からの続きです。

 

学会3日目の夜恒例のオークション。

まず、サイレントオークションから。



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参加者が持ち寄った出品物が並べられ、それぞれに添えられた

用紙に希望額を書き込み、制限時間内の最後に一番高い値段を

入れた人が購入。売り上げは学会への寄付になります。

 

今回、幾つか入札してみたのですが、どれも負けてしまいました。





その内の一つ、プロトケラトプスヌイグルミ。

プロトケラトプスのヌイグルミなんて珍しい上に、

なかなか良い形なので欲しかったのですが、競り落とす気満々の方が居られ、

これはとても勝てないな、と。

 



こちらも競り負けてしまったもの。レトロな恐竜・古生物トイのセット。

 



私も自分が原型を担当した商品を幾つか出品。



定価を結構上回る値段で落とされていたので、 少しは学会への寄付に貢献出来たかと。

 

次はライブオークション。 毎回、オークショニアの皆さん(研究者や業界関係者)が

コスプレをするのですが、今回はやはりの「ジュラシックワールド&パーク」

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ライブオークションに掛けられた物(一部)

出展業者さんの出品物。角竜頭骨レプリカ。

 

 

 

 


白亜紀の巨大ワニ・デイノスクス頭骨レプリカ。 数年前に発表された 新復元版

 



エンテロドン(の仲間?)のヌイグルミ。 市販品ではなく、手作り一品もの。

 

 

最終日の夜は、ディナー&各賞の授賞式。

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平山廉さんのご好意で、各国の化石カメ研究者さんのテーブルに 入れて頂きました。

といっても、2012年のドイツでの化石カメ学会の折に 顔見知りの方、

また私の模型が展示に使われているウプサラ大学の方も居られたり。

 

 

私が平山さんにアドバイスを頂きながら製作しているアノマロケリスも持参。 CRNa3LjUwAA8ho5.jpg_medium
良い話のネタになってくれたようです。

 

学会最後は深夜までの打ち上げパーティ。



ダンスフロアも毎回恒例。

 

翌日はもう1日もダラスに滞在、ペロー自然科学博物館を再見学。

その様子はまた後日。

 

今回でSVP参加は10回目。慣れた部分もあれば、相変わらず緊張する場面も

多くあります。未だに初日くらいまでは英語での会話に抵抗があり、知り合いに声を

かけるのも結構度胸がいります(笑)。 そんな時に、向うから声を掛けて貰えるのは

嬉しいですし、流石に10回目ともなるとそんな機会も増えて来ました。

また今回も日本人参加者さん、特に同室で宿泊だった平山廉さん(早稲田大学)、
鍔本さん(愛媛大学)にはお世話になりました。

その日の発表について、一日のスケジュールも終わり、

部屋に戻って就寝までの間にアレコレお話や解説を聴く事が出来るのは、

何とも贅沢な毎日でした。

来年のソルトレイク開催も参加出来れば良いな、と思っています。

■SVP・古脊椎動物学会2015 in ダラス その1

2015年10月22日 / SVP2015・ダラス

10月14〜17日にアメリカ・ダラスにて開催のSVP・古脊椎動物学会2015年会に 参加してきました。

会場のホテル、ハイアット・リージェンシー・ダラス。

学会前日は、午後からは平山廉さん(早稲田大学)の標本調査に同行にて ダラス自然史博物館に。ダラス自然史博物館は、展示はペロー自然科学博物館に 移行したようで、現在は閉鎖されていますが、収蔵庫や化石クリーニング等は まだ使われていて、今回は研究者と一緒という事で入る事が出来ました。 てっきりペロー自然科学博に行くものと思っていたので、嬉しい誤算です。


ダラス自然史博前のコロンビアマンモス像と。 博物館内の展示物は一部を残して撤収されていましたが、それでも幾つか本やサイトで以前見た有名な展示を見る事が出来ました。


この日の夜は学会特別講演。講演者は「ゴジラとアメリカの半世紀」の著者・ウィリアム M ツツイ氏。著書で氏が「シャワーを浴びながらテーマ曲を口ずさんでいた」とあったジェットジャガーTシャツで参加。著書の日本語版にサインと記念撮影をして頂けました。

ツツイ氏のゴジラ映画への愛情と、研究者ならではの客観的な分析(&的確なツッコミ)の

組み合わせが絶妙で、とても楽しい講演でした。


SVP は今回で参加10回目。参加当初は恐竜・古生物の事はほとんど英語で話せない私を助けてくれたのがゴジラ話でしたが、10年経って、まさかゴジラが題材の 講演をSVPで聴き、そしてジェットジャガーに助けられるとは!・・・・強いぞジェットジャガー♪(しみじみ・・・・)。



翌日からは学会本番。4日間に渡り、口頭発表は約200弱、 ポスター発表は約500の発表が行われます。


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学会の出展ブース会場。展示業者やレプリカ製作業者、専門書&入門書の中古書店、グッズ販売、アーティストの出展等等。



Triebold Paleontology社。ここの骨格レプリカは日本でも多数展示されています。

角竜は先日公表された愛称”Ava”。




これは別業者さんの去年発表されたリストロナクスの頭骨レプリカ。

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途中、空いた時間を見つけてダラス世界水族館へ。町中にあるとは思えない充実度。学会会場でも「水族館、行った?」という会話を何度も聞きました。画像の大型水槽、中央奥にいるのはマナティ。

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学会初日の夜は恒例のウェルカム・レセプション。学会会場の近くに博物館がある場合は、そこが会場になる事が多いです。今回はペロー自然科学博物館が会 場。展示を見ながら食事&お酒、勿論回りは研究者や同業者ばかりなので、展示を見ながらアレコレお話が出来ます。これも学会参加の大きな楽しみの1つ。

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会場には恐竜・古生物イラストレータや造形師等の作家も多く参加しています。 その中の一人、ウィリアム・スタウトさんと再会。自家製本のスケッチ集を2冊も、 サイン入りで頂いてしまいました。

スタウトさんの著書。

      次回に続きます。

SVP・古脊椎動物学会2014 in ベルリン

2014年11月22日 / SVP2014・ベルリン, SVP・古脊椎動物学会

11月5〜8日にドイツ・ベルリンで開催された
SVP・古脊椎動物学会に参加してきました。
私は今回で9回目の参加です。
●11月4日
学会前日にベルリン自然史博物館を見学。
約4年半ぶり二度目の訪問で、古生物展示室は閉鎖中でしたが、
見事な剥製、魅力的な建物等等で見飽きません。
また、今回はドイツ人の友人のMarkus Bühlerさんとも合流。
Bühlerさんにはドイツに来る度に博物館を案内して貰っていますが、
ベルリンでも一緒に博物館を回れるとは思いませんでした。
ただ、古生物展示室の展示に使われている Bühlerさん製作の模型を
一緒に見られなかったのは残念。

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Bühlerさんと記念撮影。
古生物・現生動物に関しては相変わらずの博識ぶり。
ついでに未確認動物マニアでもあり
話の流れで(どんな流れだ)
「ミゴーって知ってる? パプアニューギニアのモササウルスの生き残り、
って言われてるヤツ」と聞くと
「あぁ、日本のテレビ番組で探しにいったやつでしょ!」と即答。
なんでそんな事、知ってんだよ。
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を見ながら「ジェニ〜ハニヴァ〜!」とか盛り上がってる様は、
端から見ればただのイタい奴でしょうが、それがもうバカで楽しい。
彼には初対面の時に金属製のツチノコフィギュアを貰ったのですが、
今では「世界広しと言えど、ドイツ人にツチノコ貰った日本人は
自分しかいない、、、ハズ!」というのは、持ちネタになっています。
その後、SVPとは別件でドイツに来られていた
ロバート・ジェンキンズさんと博物館でバッタリ。
思わぬ遭遇に2人で驚いていた所に、知り合いで
この博物館の研究者でもあるHeinrich Mallisonさん
バックヤード見学に誘われ、ブラキオサウルス
(今はギラッファティタンですが)の実物化石を見て来ました。

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そのバックヤードへの扉をくぐる皆さん。
バックヤード内の画像はブログにはアップ出来ませんので。
その後、Bühlerさんさんとは別れ、学会会場のホテルへ。

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とりあえず、早速ビールだ。
そして日本人参加者と合流し、夕食へ。

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●11月5〜8日
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SVP本番です。
朝8時〜午後4時までは3つの会場で口頭発表が行われ、
午後4時〜6時まではポスター発表の質疑応答タイム。
4日間で恐らく700以上の発表が行われます。

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SVP1日目の夜は、ベルリン自然史博物館でウェルカムパーティ。

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館内が学会参加者に解放され、館内には飲み物(アルコール含む)や食べ物の
ブースもあり、飲食OK。

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始祖鳥・ベルリン標本を見るための行列。
逆に一般見学の時間にこんあ行列が出来るのは見た事が無いので、
これも学会のパーティだからこその現象(?)
・・・・・・
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学会会場で見かけた肩乗り(?)羽毛恐竜ヌイグルミ。この方のお手製だそうです。

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同じ方のアンモナイトバッグ。これもお手製。チャックの位置が良いのです。
3日目夜は恒例のオークション。

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まずはサイレント・オークション。
机に並べられた出品物に希望額を書き入れて、最後に最高額を書いた人が勝ち。

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私は今回、私が原型を担当したスミロドン、マンモス、アノマロカリス、
タンバティタニス(丹波竜)のフィギュアを出品。
どれも定価を結構上回る値段がついたのですが、
その中でもブッチギリで一番人気はアノマロカリス。
古脊椎動物の学会なのに無脊椎が一番強いって、、、、。

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オークションに出品のロシア語の古脊椎動物学(爬虫類〜単弓類)の教科書。
他ではなかなか見ないロシアな図版所々にあり、私も入札。
でも、お世話になっている先生、業界の大御所も入札参加で勝てませんでした。
そんな方々が欲しがるんだから、やっぱり良い(というか面白い?)本だったんだろうなぁ。

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毎年恒例。ライブオークションでのオークショニアの衣装はキャバレーがモチーフ。
例年は映画ネタのコスプレが多いんですが、
流石に大掛かりな衣装をドイツに持って来るのは大変だったかな?
(というか、毎年大変だよなぁ)
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何かとお世話になっているHeinrich Mallisonさんに
タンバティタニス(丹波竜)フィギュアをプレゼント。
それをネタにディスカッションをするさんと平山廉さん
「ここがちゃんと最新の説になってるのが良いね」等の
感想が貰えたり、作品をネタに研究者の話が盛り上がるのは
原型担当冥利に尽きます。
最終日夜は、授賞式ディナー。
なのですが、私は申し込みを忘れたので参加出来ず。
その分、部屋でゆっくり休んで授賞式後の打ち上げパーティへ。

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・・・・・・・・
今回は、私が製作に関わったフェバリット社・ダンクレオステウス
会場に持って来ました。
「獲ったど〜!」ポーズって、英語で何て言ったら良いのかなぁ、と
考えていたんですが、モノを見せたら直ぐに向うから
「こういうポーズだろ」と言われて、問題解決という。

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去年のドレパノサウルスの時ほどではありませんが、
多くの方に”獲ったど”画像に協力して貰いました>画像はこちら
というか、Facebookでの「今年コレ持って来ました」という記事を
見た方や、「今年は何か持って来た?」と声を掛けて下さった方をメインに
撮影させて貰いました。
こういう遊びが出来るのは立体作品だからこそ、でもあり
「この仕事やってて良かったな〜」と、しみじみする瞬間でもあります。
・・・・・・
ベルリン自然史博物館での記念の一枚。

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ディクラエオサウルスと乾杯!
ディクラエオサウルスは子供の頃に本で見て以来、
ずっと「ブラキオの側にいる、ちょっと気になるあの娘(オスメス知りませんが)」
だったんですが、今回こうして一緒に乾杯(?)出来て感無量です。
見る事は何とか出来ても、乾杯は無理ですからね
(本当に口先までビールを持って行った訳では無いですが)。
SVPに参加したからこそ、の画像です。
まさかこんな画像を撮れるとは、子供の時には思いもよりませんでした
というか、その頃はこの博物館は東ドイツ側&フンボルト大学付属だったし、
ブラキオサウルスもディクラエオサウルスもシッポ引きずってました。
撮影は、京都大学・丸山さんが撮ってくれました。
日頃からの知り合いだけに、アングル等、いろいろ細かい指示を
お願いする事が出来、お陰で満足の画像になりました。
・・・・・・・・・・・・
今年も沢山の方にお世話になり、助けて頂いたSVPでした。
SVP前日に夕食を調達しようと入ったケバブ屋で、
ドイツ語だけのメニューで呆然としていると、偶然店内に居た
知り合いの研究者さんに助けてもらったり、
次々に研究者さんや同業者を紹介して貰ったり、
朝食をごちそうして頂いたり、通訳して貰ったり。
普段はアメリカでの開催がほとんどなのですが、
今回はドイツ開催という事で、これまでよりも
ヨーロッパの研究者さんとお話する機会も多く、
「ここが知りたかった!」という点が幾つもスッキリしたのも
嬉しかったです。
学会2日目から、ドイツ都市部主要2路線のうちの
1路線がストライキに入ったりもありましたが
(私個人は影響なかったのですが)、
いろいろと念願の叶う事が多かったドイツ滞在でした。
またドイツを再訪出来れば、と思いますが、
出来ればそれが仕事絡みであれば、という野望も。
先日の台湾ツアーのような、博物館・動物園巡り企画でも良いし
(そういう要望もありましたし)。
と、公言しとくと、意外に実現したり、、、かな?
という淡い期待をこめて。

SVP・古脊椎動物学会2013 その3

2013年11月24日 / SVP2013・ロサンゼルス, SVP・古脊椎動物学会

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魚竜研究では世界的権威の藻谷亮介さんと。
藻谷さんとは、今年制作したウタツサウルス復元模型
監修を担当して頂きました。
その報告と共に記念撮影。

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茨城県自然博物館の国府田良樹さん。
私が博物館展示用の模型製作を始めるきっかけを
与えて下さった方なのです。
今回は茨城県で発見された化石象・ステゴロフォドン頭骨を発表。

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そして、なぜか会場でたい焼きを配る国府田さん。
久々のあんこが美味しかったです。
●11月3日 
SVP最終日。

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今回、何かとお世話になった平山廉さんの発表。

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ドイツ訪問の際、ベルリンでお世話になった
ハインリヒ・マリソンさん
とドレパノサウルス。
後ろにいるのは、恐竜骨格図イラストで有名な
スコット・ハートマンさん
最終日の夜は夕食会&授賞式
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日本人研究者さんのテーブルに御一緒させて
頂きました。
食事の後は授賞式。
今年逝去されたレイ・ハリーハウゼン氏への追悼が。

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そして、「グワンジ」のあの名シーンが上映。

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ロサンゼルス開催を記念して、という事なのか
多くの恐竜研究者を生み出すきっかけになり、
またその他の面でも研究の世界に大きな貢献をした
「ジュラシック・パーク」を制作という事で
スティーブン・スピルバーグ氏も受賞
(流石に本人は来ませんでしたが)。

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そして、こちらもあの名シーンが。
世界中の研究者と一緒にこのシーンを観れる、という
なんとも豪華で貴重な経験。
ですが、やっぱり世代的にはハリーハウゼン氏追悼と
グワンジ鑑賞のほうがよりグッと来ました。
恐竜・古生物アーティストに与えられるランツェンドルフ賞。
今年の3D部門は
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マーク・バリルさん。
ロス自然史で声を掛けてくださった方の一人。

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2D部門、サイエンティフィックイラストレーション部門は
ダビッド・ボナドンナさんが2冠。

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SVPでの最高の賞であるローマー・シンプソン賞には
ジャック・ホーナー氏。
そして、学生によるポスター発表に与えられる
コルバート賞は今年も日本人!
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カルガリー大学の田中康平さんが受賞です。
コルバート賞が2008年に始まってから
これまで6回中5回は日本人が受賞という
ほぼ独占状態。日本の若い人達は凄い!
授賞式の後は、真夜中までの打ち上げパーティ。

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「ドレパノサウルスと一緒」
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今年のランツェンドルフ賞2冠のボナドンナさん
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ジム・カークランドさんと、通りすがりにドレパノサウルスを
撫でに来たトーマス・ホルツさん。

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なんとなく集まってくれた皆さん。
という事で、「ドレパノサウルスと一緒」画像一覧>こちら
自分で言うのも何ですが、結構凄い面子です!
翌日も、もう一日ロスに滞在だったので、
再度ロス郡立自然史博物館に行き、撮り忘れの画像の撮影の後、
のんびり展示見学。
夜はオプションツアーから戻られた研究者の皆さんと
夕食をご一緒。
翌日、帰国しました。
SVP参加では毎回の事ですが、現地では本当に日本人研究者、
学生の皆さんにはお世話になりっぱなしです。
一方で、日本人研究者の活躍が年々世界に浸透している事も
実感します。ベテラン勢だけでなく、学生さんが何気に紹介してくださるのが
その分野の大権威、という事も多いですし、
逆に海外のアーティストや研究者さんから「日本のダレソレは知ってるか?」
と聞かれる事も。
これからの日本人発の研究が、ますます楽しみになっています。

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そして、来年の開催地はドイツ・ベルリン!
こんなに「来年が楽しみ!」という声を何度も会場で
聞いた開催地は今まで無いかも。
来年も参加出来るよう、また何か驚かせるようなネタが用意出来るよう
1年頑張りたいです。

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最後に、ロス滞在日程が全く一緒で、かつホテルも同室だった
平山廉さんとロスの空港で。
ロス自然史博ではバックヤードに連れていって下さったり、
学会中の夜はその日の発表の内容の解説をして下さったりと、
大変お世話になりました。
化石カメ研究の分野では「世界の平山」ですから、
そんな先生といろいろご一緒出来るのは、
本当に心強いのです。
ワニ、無事到着して良かったです(笑)。

SVP・古脊椎動物学会2013 その2

2013年11月19日 / SVP2013・ロサンゼルス, SVP・古脊椎動物学会

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学会会場より。
平山廉さんに声を掛けるポール・セレノさん(ブレちゃってますが)。
若いの頃、同じ研究室にいた仲で、今でもこうして
学会で会うと必ず挨拶するのだとか。
●10月31日
この日はハロウィン。
街中は勿論、SVP会場内にもハロウィン仕様の
姿の方がチラホラ。
この日の夜は、現地在住の研究者さん主催で
SVP参加のアーティストを招待したパーティ。
会場は、その主催研究者さんお自宅。
いわゆるホームパーティです。
小田隆さん、平山廉さんと共に参加。

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床に広げられた大きな紙に、参加者が落書き中。
この落書きは翌日のオークションに出品される事に。
私もウタツサウルスを描いたのですが、
ちょっと構図をミスってシッポの曲がりがキツめに。
と、まわりから「そんなにシッポ、曲がってないぞ~」と
総ツッコミ(笑)。流石はSVPに参加するアーティストだけあります。

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飼われていたマタマタを囲む参加者。
もちろん平山さんもいます。

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恐竜キャンドルの乗ったケーキ。

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壁に架けられた作品。
主催者さんのコレクションです。

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会場の様子。
20人近くが集まり、最近の活動などの情報交換。
学会会場では慌しい事も多いので、アーティスト同士で
ゆっくりと話が出きる貴重な機会になりました。
●11月1日
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学会会場にて。
左からウィリアム・スタウトさん
ルイス V・レイさんマウリシオ・アントンさん
ルイス V・レイさんは今回会場に出展、作品が
使われた本や作品のコピーを販売されていたので、
会期中は自然とアーティストの集まる場所に。
マウリシオ・アントンさんは、私が会いたいと思っていた
古生物アーティストの一人。今回、初めて会う事が出来ました。
化石哺乳類のイラストを多数発表されています。
この日の夜は恒例のオークション。
サイレントオークション、ライブオークションの2部構成なのですが、
今年はサイレントのほうの画像を撮り忘れてしまったので、
過去の様子をコチラから。
ライブオークションの恒例のコスプレは、
ハロウィン&ロサンゼルスらしいネタ。

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「ドレパノサウルスと一緒」着実に進んでいます。

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ジェームス・カークランドさん
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ダレン・ネイッシュさん
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ルイス V・レイさん
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トーマス・ホルツさん
画像はその一部。後日纏めて紹介予定。
ルイス V・レイさん&トーマス・ホルツさんの著作

マウリシオ・アントンさん関連書籍

ウィリアム・スタウトさん著作

ダレン・ネイシュさん著作

SVP・古脊椎動物学会2013 その1

2013年11月13日 / SVP2013・ロサンゼルス, SVP・古脊椎動物学会

●10月30日
 今年のSVP・古脊椎動物学会の初日です。

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会期中、約700のポスター&口頭発表が行われます。
ですが、毎年の事ですが発表に関しては、このブログでは
基本的には言及しません。
学会発表は論文になる前の事ですので、各発表によって
公表の可・不可が違う事。また、研究者では無い私では、
英語力の問題もあり、発表内容を正確に把握出来ているという
確証が無いためです。
発表に関する質問にもお答え出来ません。
以上の点、ご了承を。

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会場には、博物館展示業者から化石クリーニングツール、
アーティスト等、様々な出店もあります。

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天井の高さが足りず、頭が取り外されてしまった
ショートフェイスベア。

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こちらは毎回お馴染みの古書店。
古脊椎動物に関する古今東西の論文から一般書まで扱われています。
「恐竜」「哺乳類」「海棲哺乳類」「原始的な爬虫類」など、
細かく分野別けして並べられているのが助かります。

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人体骨格模型に粘土で肉付けする教材。
早速、小田隆さんが遊んで(?)ます。
ネットでは以前から見ていましたが、実物を見るのは初めて。
作業に耐えられるよう、かなりしっかりとした造り。

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人体以外にも馬等の動物もあります。
初日夜は、恒例のウエルカム・レセプション。
今回の会場はロサンゼルス郡立自然史博物館

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すでに盛り上がっている会場に入ると、
いきなり仔ティラノサウルスの出迎え。

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(平山さん撮影)
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(丸山さん撮影)
トリケラトプスも。
頭の形状・角の向きが、仔トリケラトプスの化石
ちゃんと反映しているのが芸細。

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エントランスホール。
ここは飲食OK(もちろん特別に、ですが)。
お酒を片手に、そしてティラノとトリケラを話のツマミに、
という贅沢な光景。
恐竜・化石哺乳類ホールは流石に飲食不可。

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ティラノ親子3代の全身骨格のベースにもなった頭骨(実物)
そして、それを見ているのはグレゴリー・ポールさん
(画像撮ってから気づいた)
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プラテカルプス実物化石展示を、件の論文発表の一人・
小西さん(アルバータ大)による解説で見学中。
なんとも豪華な解説者。
・・・・
この日、ドレパノサウルスの新標本についての口頭発表があり、
その発表スライドに私のドレパノサウルスの画像が
使用されました。そこで、その発表をされたダン・チューレ氏&奥様と
レセプション会場にて記念撮影。

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と、そこへ通りかかった方が作品に気がつき、
声を掛けてくださり、、、
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王立オンタリオ博物館のアーティスト、
ダニエレ・デュファウルトさん
さらに、またいろいろ集まって来たり。

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実物大サルコスクスや、先日発表された新種の
ティラノサウルス科ライスロナックスの頭部復元模型を制作した
ゲイリー・スターブ氏(左)とマット・セレスキー氏。
これをきっかけに、会期中沢山の方と
ドレパノサウルスと一緒に画像を撮って頂く事に。
その画像は、後日纏めてご紹介する予定。
SVP編、続く。

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