カテゴリー「造形・イラスト作品」の記事

■タニストロフェウス(2024)

2024年3月16日 / 造形・イラスト作品




タニストロフェウス
Tanystropheus

作品サイズ 36cm(模型本体)
縮尺 約1/7





私の子供の頃の恐竜・古生物の書籍には
準準レギュラーくらいで紹介されていたような。
シンプルですが「振り切った」デザインで
ずっと気になっている古生物の一つ。
実物化石や組み立て復元骨格をまだ直に見たことが無い(はず)
なので、その機会があればな、と思っています。

この作品、2024年作とはしていますが、実際には2018年頃に完成していたものです。
ですので、頭骨はその時点で詳細が分かっていたlongobardicus種をベースにしています。
一旦完成はさせたものの、いまひとつ納得がいかず、サイトにも更新していませんでした。
今回そこに修正を加えて本完成としましたが、頭部についてはhydroides種の詳細な
情報が2020年に発表されています。今回、それに合わせて頭部を作り直すか迷いましたが、
折角作ったlongobardicus種版頭部を変えるのも勿体ないので、そのままとしました。


主な参考資料
・”Tanystropheus longobardicus (Reptilia, Protorosauria): re-interpretations of the anatomy based on new specimens from the Middle Triassic of Besano (Lombardy, Northern Italy)”
Nosotti, Stefania, 2007,
・”A NEW SPECIMEN OF TANYSTROPHEUS (REPTILIA PROTOROSAURIA) FROM THE. MIDDLE TRIASSIC OF SWITZERLAND AND THE ECOLOGY OF THE GENUS.” SILVIO RENESTO.
・「Dinosaurs of Italy」Cristiano Dal Sasso
______________________________________________________

■エドモントサウルス(2021)

2023年11月12日 / 造形・イラスト作品




エドモントサウルス
模型サイズ 全長48cm
縮尺 1/20
エドモントサウルスはregalis種では頭部のトサカがあったとされていますが、
今回の作品はannectens種をベースにしているので、トサカは付けていません。





アメリカ自然史博物館のエドモントサウルス復元骨格。

私の子供のころはアナトサウルスでした(その前は多分トラコドン)。
私が好きな組み立て骨格の一つです。
いわゆる旧復元のままですが、そこが良いのです。

_______________________________

■オオキトド(2023)

2023年9月21日 / 造形・イラスト作品


模型サイズ 全長40㎝
縮尺 約1/13


千葉県立中央博物館特別展展示用として制作しました。
監修は甲能直樹氏(国立科学博物館)


全長約5mと推測される、非常に大きな鰭脚類です。



千葉県立中央博物館2023年特別展
「よみがえるチバニアン期の古生物」での展示。





______________________________

■トウヨウゾウ(2023)

2023年9月21日 / 造形・イラスト作品


トウヨウゾウ
模型サイズ 肩高 23㎝
縮尺 約1/10

千葉県立中央博物館特別展展示用に制作した作品です。
監修は北川博道氏(埼玉県立自然の博物館)。




千葉県立中央博物館2023年特別展
「よみがえるチバニアン期の古生物」での展示。








______________________________

■天草市立御所浦白亜紀資料館・夏期配布カード

2023年9月15日 / お知らせ, 造形・イラスト作品, 書籍・商品原型・グッズ

天草市立御所浦白亜紀資料館・夏期配布カードに使用される
アドクスとプチコーダスのイラストを担当しました。



_____________________

■ミニモカーソル フノイエンシス

2023年7月24日 / お知らせ, 造形・イラスト作品



ミニモカーソル フノイエンシス
Minimocursor phunoiensis
縮尺 1/2
模型サイズ 37cm

先日新種として発表されたタイの恐竜です>記載論文
記載論文著者・Sita Manitkoon先生の依頼で製作。
すでにManitkoon先生自身による復元イラストがあったので、それを立体化しました。





2011年の学会でタイを訪れた際に「次は仕事でタイに来れたら良いな」と思っていました。
今回私自身はタイには行っていませんが、作品がタイに行ってくれたので、
それで十分に納得&嬉しいです。

_________________________

■フタバスズキリュウプラモデル発売です。

2023年3月29日 / お知らせ, 造形・イラスト作品, 原型担当商品, 書籍・商品原型・グッズ


Waveからフタバスズキリュウプラモデルが発売にな完成見本・商品詳細はこちら
私が原型製作を担当しました。
監修はフタバスズキリュウ=フタバサウルスを記載命名された佐藤たまき先生。
パッケージイラストは友人の台湾人作家・Shu-yu Hsu(許書毓)さんです。







Waveのプラモデルといえば、私にとってはメーサー殺獣光線車、
そして1/144モーターヘッドシリーズ。
そのWaveが古生物プラモデルを企画、そして自分が原型を担当するとは
思いもよらぬ事でした。
担当者さんはこちらの意図や希望を上手に汲み取って下さり、
また丁寧な仕事運びで、私も気持ちよく仕事をする事が出来ました。

いままでいろんな形態の仕事・商品に関わって来ましたが、
プラモデル用原型製作は初めて。
自分の作った物がプラモデルのパーツになってランナーに
繋がっている、というのは不思議な感覚です。

佐藤先生とのお仕事も初めての機会でした。
日本で古生物復元に関わるものとして、フタバスズキリュウの立体作品を
佐藤先生の監修で、は念願の一つでした。
今回それが叶い嬉しいです。

____________________________

■アリオラムス(2021)

2023年3月22日 / お知らせ, 作品展示, 造形・イラスト作品


私の個人作品・アリオラムスが岐阜県博物館収蔵になりました。




______________________________________________

■トロオドン科獣脚類(岐阜県博物館)

2023年3月7日 / お知らせ, 造形・イラスト作品


トロオドン科獣脚類
模型サイズ 50㎝
縮尺 約1/3

岐阜県博物館展示用としての依頼で製作した作品です。
岐阜県では恐竜の卵化石が発見されており、
トロオドン科の恐竜の卵である可能性が示唆されています>紹介記事






この作品の製作過程は、岐阜県博物館特別展
「パレオアート作品展」の図録で紹介されています。

_______________________________________________

■ミズナミムカシアシカ

2022年11月26日 / お知らせ, 造形・イラスト作品


ミズナミムカシアシカ
模型サイズ 約20㎝(本体)

瑞浪市化石博物館展示用に製作。
監修 甲能直樹(国立科学博物館)






博物館での展示の様子。






化石の紹介動画




また瑞浪では今年、パレオパラドキシアの見事な全身骨格が発見されています。
その紹介動画です。






この模型の製作工程が瑞浪市化石博物館の安藤先生により纏められ、
瑞浪市化石博物館研究報告にて出版となりました>こちら

■プロフィール

■カテゴリー

■アーカイブ

TOPへ戻る