コロラド・ユタ 中期中生代集会 その1

2014年5月8日 / 2014年 コロラド・ユタ


4月29日〜5月5日まで
“The Mid-Mesozoic: The Age of Dinosaurs in Transition”
( 中期中生代集会)に参加してきました。

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これはコロラド・ユタの2州の恐竜化石産地や
博物館の見学と研究発表から構成された集会。
広大な範囲に散らばる産地を研究者と一緒に
見学出来るという貴重な機会なのです。
私のような人間にとっては、まさに聖地巡礼な企画。


28日
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最初の拠点のコロラド州・フルータ着。
大きな町ではありませんが、「恐竜の町」が売りでもあり
通りの名前に「ジュラシック・ストリート」とあったりします。
ちなみに、北米最小の鳥脚類とされているフルイタデンスは
このフルータの地名が由来になっています。


29日
集会自体は翌日から本番という事で、この日は
オプションツアー。
しかし、そのオプションが恐竜好きにとっては
聖地の一つ、国立恐竜記念公園。

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このカマラサウルスの頭は、子供の頃から何度も本でみたもの。
頭も凄いですが、その左下の後肢の化石も見事。
(各博物館は、また後日別に紹介しますので)
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移動途中の露頭見学。
この集会のオーガナイザー・ジム・カークランド氏をメインに
解説が行われます。

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ユタ・フィールドハウス自然史博物館
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今まで、ほぼノーチェックの博物館だったのですが、
展示物には貴重な標本が幾つも。
さらにバックヤードには見事な標本がゴロゴロ。


30日
この日は、ジュラ紀後期の恐竜化石産地として
有名なモリソン層群見学がメイン。

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ダイナソー・ヒル(恐竜の丘)
中央の岩の表面に、大型竜脚類・ディプロドクスの
大腿骨の跡が。

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ブラキオサウルスの発見・記載命名等で知られる
エルマー・S・リッグスによるアパトサウルス発掘跡。

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傍らには、そのリッグスの功績を讃える記念碑
、、、、、ですが、肝心の部分にスペルミスという。
まぁ、そのまま残してしまうおおらかさも味ですね。


次の見学地。

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画像では良く判りませんが、左右の岩にカマラサウルスの
首の骨が関節した状態のままで見えてます。

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あれこれと話が盛り上がる服部さん(東京大学大学院博士課程)と
三枝春生氏(兵庫県立・人と自然の博物館)
この日の最後は、恐竜・古生物骨格レプリカ製作で
有名なガストン社を見学。ガストン社の手掛ける
骨格は日本でも多数見る事が出来ます。
社長のオフィスには、私が原型制作のタルボサウルスフィギュアがあり、
ちょっと嬉しかったり。
夜は、ツアー前半の拠点でもある
ダイナソー・ジャーニー博物館にて
歓迎レセプション。

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博物館内にテーブルが置かれ、またその各テーブルの上には
恐竜のオモチャが。

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5月1日
研究発表の日。
ダイナソー・ジャーニー博物館にて
中期中生代、つまりジュラ紀後期〜白亜紀前期を
テーマにして口頭発表とポスター発表が行われました。

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博物館入り口のウエルカムボードが可愛い。

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ポスター発表中は、お菓子と飲み物がフリー。

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ポスター発表中の服部さん。
続く

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